中野坂上の共同住宅
中野坂上の共同住宅
採光は南側の緑道から、避難は北側の大通りへ。
コンクリート打放しに包まれた、都心の狭小集合住宅。
南側は歩行者専用の緑道、北側は新大久保通りに面した、RC造全10戸の賃貸集合住宅です。
建築基準法によって住宅の居室は、採光や避難のための開口部を設けることが義務付けられていますが、ここでは敷地条件に合わせて、南側の窓で採光を、北側バルコニーで避難経路を確保するように設計しています。20m2に満たない狭小住戸であっても、陽あたりや道路騒音に丁寧に配慮することで、快適な居住環境とすることができます。
大久保通りに面したファサードは、都心の隠れ家のようなイメージで、マッシブなコンクリート打放しとしています。インテリアも打放しとして、窓まわりのどっしりとした木枠をアクセントとしたデザインです。
所在地 :東京都中野区
竣工 :2015年
規模 :地上5階、地下なし
戸数 :計10戸
住戸形式:1K(14.8~18.6m2)
敷地面積:69.34m2
延床面積:239.78m2
構造 :RC造(鉄筋コンクリート造)
施工 :横田建設マネジメント株式会社
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