横浜保土ヶ谷の集合住宅

「出窓」と「バルコニー」。

インテリアに開放感をもたらす2つのシンプルなアイデア。

国道1号線に面して建つ、RC造6階建て全16戸の賃貸集合住宅です。

間口の狭い敷地でも開放感を感じられるインテリアとなるように「出窓」と「バルコニー」に工夫を凝らしました。

出窓は、最大で幅3.2m×高さ1.7m×奥行0.5mの大きさがあり、角部屋のメリットを存分に引き出しています。法規上の床面積に含まれない出窓は、容積率の余裕がない場合でも、空間の体感的な広さを大きく感じさせる効果があります。


また、バルコニーは、梁の下端に床スラブがつく「逆梁」という技術を利用して、部屋から3段下がった高さとしました。これによって、室内から見ると腰壁や手摺に妨げられることなく、ガラスいっぱいに視線が遠くまで抜けるようになります。

いずれも、表面的なデザインの流行の追うのではなく、必要な空間の要素の作り方を少し変えることで付加価値を生み、時間を経ても飽きのこない個性的なデザインとなりました。

所在地 :神奈川県横浜市

竣工  :2013年

規模  :地上6階、地下なし

戸数  :計16戸

住戸形式:1LDK(35.0m2)

敷地面積:196.10m2

延床面積:803.90m2

構造  :RC造(鉄筋コンクリート造)

施工  :起産建設株式会社

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